クレジットカードが生み出された背景
日本の紙幣は世界でも群を抜いて精緻な作りとなっています。実際、一般的なコピー機程度では偽造はほぼ不可能で、例えコピーしても大抵は素人の目視でも判別がつきます。紙の質が明らかに違うというのも、その要因の1つでしょうか。
しかし諸外国ではそうではありません。例えば大国アメリカなどはそんなことがないように思うかもしれませんが、実際は紙幣の偽造がごく簡単に行われているのが実情です。それでなくても、未裁断の紙幣を各自ハサミで切って使用することもできるといいますから、紙幣に対する力の入れ方がどれほどぞんざいであるか分かると思います。
クレジットカードというのは、そんな背景の中で生み出されました。偽造が簡単で信用の低い紙幣を使うよりも、ちょっと製造コストがかかったとしても、そんな紙幣の代わりとして使える、信頼性の高いカードの方が都合が良かったというわけです。
そんなクレジットカードはお金を持ち歩かなくて良いという利便性とも相まって、
1950年の登場以来、アメリカでは爆発的に普及していきました。そんなクレジットカードが日本に伝来したのは10年後の1960年。
先にも書きましたが日本では紙幣が優秀であるためそちらの目的では普及しませんでしたが、カードを持っているとなんとなくカッコイイ、高額の買い物をするのに札束を持ち歩かなくて良いなどの理由から、アメリカほどではないものの、その後確実に広がりを見せていきました。